室町時代、文明5年(1473)に創建。
当時の寺地は現在の京都市下京区と中京区にまたがり、大いに発展していました。
天文五年(1536)の宗派間の紛争(天文法難)により焼失し、大阪堺へ避難する事となりますが天文11年(1542)後奈良天皇の命で旧地に再建しました。
天正元年(1573)、織田信長の足利義昭への焼き討ちにより移転を余儀なくされます。
天正7年(1579)、浄土宗との問答勝負(安土宗論)に敗れ、
織田信長から洛中において、法論による布教を禁止されます。
これは当時勢いをもっていた日蓮宗を抑制するため。
軍資金を徴収するため。阿波三好氏への牽制など、諸説があります。
天正11年(1583)に豊臣秀吉より安土宗論の検証が行われ、
許状とともにふたたび布教が許されました。
その許状は現在地へ移転後も、境内の仁王門に掲げられています。
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